あらざらむ

あらざらむ

このタイトルでピンときた方はコロナが落ち着いたら飲みに行きましょう。
マコセの酒柱ことN尾です。
ポ〇ット〇ン〇ターに雅楽にピューと吹く…の投稿が続いて
MO〇HE〇2について語ろうかいやそれとも小さい頃祖父にねだって
買ってもらったオカリナを吹けると言うことを笛つながりで書こうかと
気持ちのまとまらないままに文章を綴り始めております。

三つ子の魂百までと言いますか昔取った杵柄と言いますか
没頭したら周りの声も聞こえないのに飽きたらとことん冷めてしまう私が
長く好んでいるもののなかのひとつに百人一首がありまして…

といっても大会に出たことがあるとかそんなんではありません。
完全に趣味、下手の横好きです。
単に幼い頃祖母に叩き込まれたくらいなのですが、百人一首をやりたいと言うと
周りの大人が喜んだのが嬉しかったのかもしれません。
本も何冊も買ってもらい、小口がすり切れるまで何度も何度も読みました。
昔の日本人はすごいなぁと何目線か分かりませんが感心しきりだったことを
今このブログを書きながら思い出しましたw

タイトルにいれた歌は56番、和泉式部のもので
もうすぐ自分が死ぬことを悟っている人が、あの世へ持っていく思い出として
もう一度あなたに逢えたら、という意味が込められています。

あらざらむ この世の外の 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな

 

そう願いながらコロナ禍を過ごした人がいったいどのくらいいるのでしょう。
逢いたい人に逢えないまま別れを迎えざるを得なかった人は大勢いるはずです。
時間を戻すことはできませんし、のこされた私たちは今日を、そして明日からも
生きてゆかねばなりません。

私たちの電話が、お届けするお礼状が、映像が…
すこしでも「のこされた人」たちの支えになっていることを願って
今回のブログを締めくくりたいと思います。

読んでくださり、ありがとうございました。

酒柱 兼 グリーフ番長