「津貫」という言葉に反応した方、ひょっとしてウィスキー好きな方でいらっしゃいますか?
私は大人の社会科見学と称して、あちこち出かけては見るのが好きでして。
(※既に日本酒の蔵とビール工場を数件、醤油蔵、山梨にてワイナリーと信玄餅の工場などへ探訪済)
先日はドライブがてら、鹿児島が誇る酒造メーカー・本坊酒造のマルス津貫蒸留所へ行ってまいりました。
ここは無料で見学させていただけるのです。
公共交通機関を乗り換えていくと時間がかかりますが、車があれば鹿児島市内から約1時間ほど。
最初は鹿児島市内にある工場に連れて行こうとしたのですが、コロナ禍で見学中止になっているそうで…。
そういう事情であれば、致し方ありません。
津貫は、本坊酒造発祥の地。過去実際に使用されていた機材のほか、紹介文や展示方法を見るのも仕事の参考になります。
平日だったこともあり、ほぼ貸し切り状態でした。密を心配せずに済み、万々歳!
週末は、お客さんが結構いらっしゃるそうです。
工場見学ルートをめぐり、観光客向け紹介動画を視聴した後は、Cafe Bar&Shopとして利用されている本坊家旧宅「寶常(ほうじょう)」へ。
外観は日本家屋ですが、一歩足を踏み入れると少しレトロで、それでいてお洒落。
運転手権限で、ここにて休憩!
一緒に見学した弊社のウィスキー初心者さん達は、店員さんに相談して有料のテイスティングに挑戦しました。
「ウィスキーとパウンドケーキが合うなんて…!」
「同じウィスキーなのに、味が全然違う!!」←シングルモルトとブレンデッドを選んでおり
真剣な面持ちで味わい、目を輝かせながら感想を述べ合う様子を見つつ、運転手の私は紅茶とケーキをいただいたのでした。美味しゅうございました。
五感という言葉がありますが、実物を見て、音を聞き、匂いを嗅ぎ、触れて、味わうことで初めて得られる発見や感動があります。なので、いろいろやってみるのは大事で。こういった経験が仕事で実際に役に立っていますから、侮れません。
次は誰と、どこへ行こうかな。
※本坊家の家紋は『丸に立ち梶の葉』です
Written by 家紋の鬼