我が家の絵本事情

我が家の絵本事情

2人目の育休を終え、老けた顔体とずぶといメンタルを携えて帰ってまいりました。
今回は我が家の絵本事情について綴ってみたいと思います。

私自身は、絵本がたくさんある環境で育ちました。
「あれは●●社のセットでさぁ、けっこう高かったがねぇ…」
と母から聞いたのは割と最近の話。
私が一番好きだったのは、「わたしのワンピース」という絵本。
3歳の頃には内容を覚えて、お友達にすらすらと読み聞かせていたとか。
私ったら天才かもしれませんね。

他にも
しろくまちゃんこぐまちゃんシリーズ
ぐりとぐら
ねないこだれだ
11ぴきのねこ
はらぺこあおむし
などなど、たくさんの定番の絵本たちを読んでいました。

もちろん母も読んでくれましたが
どちらかといえば父と一緒に読んだ記憶の方が強烈で、
それはたぶん、父が文章をなぞるだけの読み方をせず、
途中で横道にそれまくり、勝手に台詞をつけるわ、歌がはじまるわで
それはそれは面白かったから。

そんな訳で、私は子供に何を与えよう?と思った時、自然に絵本を手に取りました。
母のように何十冊も入ったセットを頼む勇気はでませんでしたが、
私が手に取った記憶のあるものをちょこちょこと買ったり、
新しい、カラフルで工夫がいっぱいの絵本も選んでみたり。
保育園に入ってからは、園の図書室もよく利用しています。

今はもうすぐ4歳の長女と、機嫌がいいときは二女も、寝る前に絵本を読むのがルーティンになりました。
えがかれているお話をきちんと読むこともあるけれど
ある時はパンどろぼうの部屋のインテリアについて10分くらい語ったりもするし
これはお父さんで、これはお母さんでー、とキャラクターを家族に見立ててずっとしゃべってたりもするし
おつきさまこんばんは、の顔真似をひたすらしてることもある。(裏表紙のあの顔です)

別にこのことを覚えてなくたっていいし、
ひらがなを学んでほしいとも思ってない。

私が昨年、父を見送る会葬礼状を書くとき
絵本のエピソードが真っ先に浮かんだように
ただただ、「お父さんとお母さんと一緒に笑ったな」という記憶が
娘達の心のどこかに残っていたらいいなと、それだけを願ってます。

亡くなる前に「長女に『11ぴきのねこ』読んだよ、面白がってたよ」と父に言えなかったのは
数えきれないほどある後悔の中のひとつです。

皆さんにはお気に入りの絵本はありますか?OP M