働くって大変だ!

買いもしないくせに「宝くじが当たってラクして暮らせないかな〜」と
夢想にふける今日この頃。入園 入学、そして入社の季節ですが、
頑張っていらっしゃる若い方々の爪の垢を煎じて飲まなければなりませんね。
マコセにも新人さんが入ってこられフレッシュな風が吹いております。
張り切りつつも はじめてのことばかりでとまどったり自信を失ったり
することも多々あるのではないでしょうか。新人さんに限らず
働いていると理想と現実の違いにため息をつくことばかりですよね。
(私だけではないと信じたい)

話は変わりますが、昨年 県外の大学に進学した長女が秋からバイトを
はじめました。週4日、同じオーナーさんが経営するコンビニ2店舗
(A店、B店としましょう)で2日ずつの勤務。A店には古株で人当たりが
キツく仕事にも厳しいため、他のスタッフさんやオーナーさんからも
怖がられているというSさんがいます。B店にはこれまた古株で
笑顔を絶やさず大らか、人の話にも耳を傾けるKさんという方がいます。
娘はシフトの関係でこのおふたりと組んで仕事をしているそうです。
(おふたりとも母親の年齢より上、祖母よりは下という年配の女性です)
もちろんB店でKさんと働く方が楽しいのですが、Sさんのことも
「フツーに好き」なのだそう。その理由は最初は怖くて仕方がなかったけれど
色々指示を出してくれるのでありがたいし、話をしていると悪気はないのだという
ことがわかるからなのだとか。「辞めたい」と思うこともあるようですが、厳しい
Sさんに鍛えられ、優しいKさんにほっこりしつつ頑張っているようです。
また、接客をしていると世の中には色んな人がいるんだなと驚かされることが
多いと言います。自他共に認める〝常連のクレーマーさん〟や態度の悪い
お客さんの対応をするたび反面教師になっているようで、自分も気を付けようと
思うのだそうです。こんな話を娘としていると、給金をもらう職場で仕事の大変さや
友人達とは違う人間関係を学んでいるんだなと親としても嬉しくなりました。

そして話は冒頭に戻るのですが、春は思い悩む季節でもあります。ただ、続けていく
ことで見えてくることもあるのだと思います。娘もSさんとやりとりをする中で
心の距離が近くなりました。すぐに辞めていたら娘の中でSさんはただ「怖い人」
だったでしょう。仕事も出来ることがだんだん増えてやりがいを感じているはずです。
私も自分の力不足を痛感する日々で落ち込むことが多いのですが、「為せば成る
為さねば成らぬ何事も」と気力を振り絞ってやっていきます。
ここ数年お花見をする機会がなかったのですが、今年は娘達と出かけた先で
満開の桜を愛でることができて元気が出ました。人間、ちょっとしたことで
気持ちが明るくなるものですね。あれこれ考えるのは真剣に取り組んでいるから…
思い悩む自分も受け入れていきましょう。つらいときはちょっとその場から離れて
気分転換。心に感じていたおもしが、軽く感じられるかもしれません。

OP H