引っ越し日記

突然ですが、最近引っ越しを致しました。
これまで「会社の近く」が住処の絶対条件だったのですが、車もあるし、
祖父母が亡くなって主人のいなくなった家にいつかは…と考えていたのです。
その「いつかは」から約5年。ついに「そろそろ引っ越したら」という
両親のすすめもあって、市内の山の上にある築50年の古民家を新居としたのです。

年末の慌ただしい12月の、クリスマス前。
なにもそんな時期に引っ越しなんかしなくても…と思われるでしょう。
はい、その通りです。なんでこんな時期にと悔やみつつ、1週間という荷造り期間を
経てやってきた引っ越し当日の朝。「8時くらいにお邪魔します!」という業者の
返答を知っておきながら、起床したのは7時半。荷造り完了率3割…。
寝床から飛び起きてからの30分は、まさに戦場でした。
捨てるもの残すものを検討する余地もなく、ひたすら段ボールに家中のものをとにかく
放り込み、荷物を運び出す業者さんにも手伝ってもらいながらなんとかトラックに
積み込み、新居へ。
引っ越し先でもバタバタと慌ただしく時間が過ぎ、やっと荷物を新居に運び込んだは
良いものの、何をどこにしまったか全く分からないまま、今も我が家には大量の
段ボールが自分の周りを囲っています…。
(ちなみに引っ越しは、見積もり依頼すると米1キロくれるところに頼みました)

幼い頃からよく遊びに訪れていた祖父母の家に住むなど想像もしていなかったので
懐かしさと、もう主人のいない1人きりの家に少々の寂しさを感じる日々ですが
ここには仏壇があり、親戚もよく線香をあげに来るので、なにかと気を遣わせて
もらっております。引っ越したメリットは正直なところ、あまりありません。
一軒家なのでこの時期の朝夜は特に寒く、エアコンもない(!)。
会社に向かうまでの平日の渋滞も半端ないので、朝がツラい。
しかし、毎日仏壇に手を合わせるひとときを設けられたのは、祖父母への供養に
繋がるものでもあり、両親とも会う機会が増えたので少しは孝行にもなっている
と考え、自らを納得させています。
仏壇の前で祖父母に話しかける(いわゆる独り言)のも習慣になっていますが、
傍から見るとヤバい人です…。

2022年、新たな住処と新たな気持ちで一年を臨もうと、今日も仏壇で独り言を
つぶやく営業KSNでした。