Q.なぜ人は言い間違えるのか?

ある日の母の電話。

「はい…はい…どうも《おさがわせ》しました〜」と、見えない相手にペコペコ。

通話はまだ続いていたけれど、わたしは《おさがわせ》なる単語が気になって仕方がない…。

 

通話を終えるや否や、鬼の頸を取ったかのように「さっき、《おさがわせ》って言ってたよ〜」とウキウキで指摘するわたし。

しかし母はキョトン顔。

 

なんと数十年ずっと、《おさがわせ》を使い続けてきたとのこと。

 

ネットで調べたところ、この《おさがわせ》を使っている人は結構多いらしく

それを伝えたところ、「ほらね?」と、なにが「ほらね?」なのかわからないけどドヤ顔されました。解せぬ。

 

ちなみに、もうすぐ4歳になる愛くるしさが絶賛うなぎ登り中の甥っ子くんも、いっぱい言い間違えます。

「《どぼろう》」「《ウルトマラン》」「《うがらえし》」…。

 

母にはウキウキで間違いを指摘したわたしですが、甥っ子くんには指摘しないわたくし。

まぁきっといつか知るときがくるだろう。

 

わたし「なぁ甥っ子くん、お月見団子作ろうで! わたしが『ペッタン』したら、甥っ子くんは『裏返し』してね!」

甥っ子「わかった」

わたし「ペッタン!」

甥っ子「《うがらえし》!」

わたし「……ペッタン!」

甥っ子「《うがらえし》!!」

 

いつか気づくその日まで、この言い間違いを大切にしていきたいと思います。

ありがとうございました。

 

※このブログを書くにあたり、《おさわがせ》《おさがわせ》どちらが正しいかわからなくなりました。みなさまもご注意ください。

 

 

メディア事業部 ざき