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先日JALで東京へ行く機会があり、ファーストクラスに乗ってみました。

一度してみたかったんです、ファーストクラスでシャンパンを飲むというのを。

加えて富豪の世界では、たまたま隣同士になったことが縁で商談がまとまることがあると聞いているので、まあ私は商談は持っていないんですけど、何かをまとめたいと思って利用した次第です。

恩恵は搭乗前から受け取れます。

空港のVIPルームに入れます。

入室チェックがなかったところをみると、必要なのは堂々たる態度だけです。

選ばれし者のみが入れるこの部屋にお邪魔したところ、入口付近にいたスタッフの方は、私との距離がまだあるにもかかわらず立ち止まってお辞儀をしてくれました。

この振る舞いはあれだ、韓流時代劇に出てくる、王様とすれ違う前の女官のかしこまり具合と同じだ……つまり私はいま、王。

みたいな勘違いが搭乗した後も続くのは、客室乗務員の皆様がチヤホヤしてくれるからです。

責任者の方がわざわざ挨拶に来られるし、フライトの間は誰かしらが常にこちらに注意を払ってくれています。

私が何かに迷うそぶりを少し見せただけで、すっと近づいてきて腰を屈めてくださいます至れり尽くせり。

スタンスは「呼ばれたらまいります」ではなく「呼ばれなくてもまいります」です。

このように、いつも見守られ助けてもらえるという愛ある環境で育った赤子が、長じては人を素直に愛せるようになるのかもしれないと思いました。

食事。うまかったっす。柔らかく温かい。器がアルミや紙ではなく陶器であるだけで、なんと心の満たされることか。100点満点で200点です。

飲み物の種類は冒頭の写真をご参照ください。あら読めませんね。シャンパンはおかわり自由でしたブラボー!

このあたりを楽しむための航空券代は、片道およそ37000円(株主優待価格。私は株主じゃないですが)。

ちなみに、隣にお座りだったマダムや青年実業家とは商談どころかざぐ世間話もできませんでした。間に仕切り板があったり通路があったりしたからで、こんな時に富豪はどのように接触を試みるのか……ダイヤでも転がすのか……未知の領域です。

そして、VIPルームは鹿児島より羽田のほうが豪華だと思うんですよね、なにせ首都にあるのだからして。

次を楽しみに、明日も労働にいそしみます。

毎日お疲れ様です。