ストイックな親父

わたしの父親は昭和の頑固親父そのもの。

とても厳しくて、幼い頃は父に「おはようございます」「おやすみなさい」を言うことさえ緊張していました。

冗談を言ったりまともに話せるようになったのは20歳を過ぎた頃から。

中学3年生の時に父に言われた言葉は今でも忘れられません。
高校進学の時、特待の話をもらい、練習に参加してみるととてもキツくトレーニングだけで吐いてしまい、帰宅後父にどうだったかを聞かれ、「ここでは無理、通用しないと思う」と答えたわたしに一言。
【無理だと思うなら尚更そこに行け】
この一言で、あの高校でバレーに賭けることを決めました。(ほぼ強制)本当に刑務所よりきつい高校3年間で、2度と戻りたくはないけれど、そこに進学したことに後悔はないので、背中を押してくれた父に感謝はしている。

そんな父親はゴルフを始めたわたしにもやはりストイック。
元々父もゴルフをしていたので、わたしが始めたことを喜んでいました。初めて一緒に打ちっぱなしに行った時は、父も笑顔でわたしも嬉しく感じました。
ただ本当にきつい。甘えは許されない。
100球打ち、もう手も痛くなって「そろそろいいかな」と言うと「まだだろ、プロのやつらは朝から弁当持ってこういうところに来てるんだからな」と。わたしにプロになってほしいのか…37年間彼の娘をやってきているので、こういうことを言われるのは想定はしているが、やはり理解できない部分が多い。
一緒にショートコースを回った時には、回った後にパター練習、バンカー練習、アプローチ練習。朝9時前にはゴルフ場に来て、すでに3時間以上たち、「そろそろ帰りたいな」と思っていたわたしに一言。

「よし!13時15分にここ出るぞ。」うそでしょ、あと1時間以上ある…その残りの1時間はひたすらわたしが打ち、父がボールを拾う。ただ無言でエンドレス。
わかる。わかるんです。
娘に上手くなってほしい一心で一生懸命教えてくれるし練習させてくれる。
でもわたし、プロ目指してない。趣味程度で楽しくしたい。
あれから7ヶ月過ぎたけど、また一緒にショートコース行く勇気がでない。
解決策は父親より上手くなって一緒にラウンドすること。

そしたらきっともう何も言われないはず。
そう信じて練習するしかない…
がんばれ、わたし。