(画像 著作者:jcomp/出典:Freepik)
こんにちは。メディア事業部のUです。
ここ最近はうちの部署でもワールドカップの話題で持ちきりでした。
今大会の日本代表の目標がベスト8ということでなんとか達成して欲しかったですが、先日のクロアチア戦でPK戦までもつれ込んだものの惜しくも敗れてしまいました・・・
PK戦で惜しくも敗退・・・ そのフレーズを耳にするたびに、私は過去の苦い記憶が蘇ってきてしまうのです・・・
あれは中学3年の夏・・・ 私は中学3年間サッカー部に所属していて、その日は県大会予選第2回戦がありました。
3年生はその後高校受験が控えていますから、負けた瞬間それが最後の試合になります。
朝からどしゃ降りの雨で、試合開始の時間になっても絶えず降り続けていました。誇張表現ではなくグラウンドの中に複数の川が流れていました。
基本的にサッカーは雨天中止はないので、その劣悪なピッチコンディションの中試合は行われました。
私のポジションは左バックで主に守備を担当し、最後の試合にならないように必死にボールに喰らいつきました。
雨天の影響もあり両チームプレーに精細を欠き、どちらも点が取れないまま後半終了・・・ 勝負の行方はPK戦に委ねられることになりました。
両チーム4人ずつ終了し、その時点で同点でした。そこで私の番が回ってきました。
私のチームが先攻だったので、ここで決めれば相手に多大なるプレッシャーを与えることができる・・・という場面でした。
しかし私はこの大一番に日和ってしまい、次の番の予定だったチームメイトに代わりに蹴ってもらうことに・・・
突然自分の番が回ってきたそのチームメイトはおそらく心の準備もできていないままシュートを行い、その軌道は枠を捉えられず・・・
後攻の相手チームのキッカーにシュートを決められ、私の中学サッカー時代は終わりを告げました。
”あの時、怖気付くことなく私がボールを蹴っていれば結果は変わっていたかもしれない・・・”
あのPK戦のことを思い出すたびに、その考えが頭を過ります。
でも自分が蹴っていても後悔していたかもしれないし、そんなことはもう誰にも分からないんですよね。
だから今日も私は苦い思い出をいい思い出に変えて前に進みます。
今大会日本代表は惜しくもベスト16で敗退してしまいましたが、下馬評を覆しあの強豪ドイツ・スペインを下して日本のサッカーは世界でも通用することを証明してくれました。
4年後は私たちにもっといい景色を見せてくれると信じています。
でも今はゆっくり疲れを癒し、4年に一度のサッカーの祭典を最後まで楽しんで欲しいです。
『ありがとう、ニッポン!!』 お疲れ様でした。