オカルト界隈の回し者ではありません

オカルト界隈の回し者ではありません

推しの話が続いていたのに便乗しまして
「この先どんなご縁があってもこの子は別格」な
推しの話をさせていただこうと思います。

その子と出逢ったのは本当にたまたま、チラシかなにかを見ていた父が
「しごっは何時からけ?こい見に行かんや」
(今日の仕事は何時から?これを見に行かないか?)
と声をかけてきたのがきっかけでした。
どうしても犬を飼いたかった父がスーパーの駐車場で保護犬保護猫譲渡会が
おこなわれるのを知り、母がいないうちにと私を誘ってきたのですw
※ 尚、母は仕事に行っており当時私は夜勤型の職場にいました。
その前にも保健所に行ってみたり、イベントに行ってみたりはしてきたのですが
なかなか子犬にはめぐりあえず…
「猫ちゃんならいっぱいいるんですが」と言われ続けても諦めなかった父の執念が
実ったのか、その日の会場には子犬が5〜6匹ケージの中にいました。
譲渡希望であることを伝えると、アンケートに記入するよう促されました。
家族構成・家は持ち家か否かからはじまって、メインで世話をする人間が誰なのか、
その人が亡くなっても飼い続けられるか、などなど…A4裏表びっちりありました。

待つこと数十分。見事譲渡の権利をいただけた私と父は喜びました。
「どの子でもお好きな子を選んでください」的なことを言われ「あの子がいいね」と
二人の意見が一致した子は、濃茶色の短毛、耳がピンと立った子でした。
「あの子を…」とスタッフに声をかけたところ「あっ、あの子だけは決まってまして…」
とのお返事!なんでやねんさっきの「どの子でも」はなんやったんや!と思いつつ
「あの子は決まってるんだって、どうする?」と父に尋ねたら
「なぁん!したらどれでんよか」(なんだって!?じゃあもうどの子でもいい)と
投げやりな返事w 責任重大やんけと若干投げやりにケージに手を入れてみたら
奥にいた子が近寄ってきて私の手を舐めだすじゃないですか…
その瞬間、沼に落ちました。私にはもうこの子しかいない。

導入部分が非常に長くなりましたが、そんな出逢いを経て我が家にきてくれたのが
「リキ」でした!

秋田と柴のミックス、と譲渡会場では説明を受けたのですが、獣医さんに連れて行くと
「柴!?う〜んいやゴールデンが入ってるぽいけどなぁ・・・」と言われたくらい
洋風の顔立ちがイケメン、いやイケ犬?で、完全に親ばかですがとっても頭のいい子でした!!
語りだすとさらに長くなるので細かいエピソードは割愛いたしますw

 

かわちい

 

約14年、一緒に暮らしてくれたあと急に虹の橋に逝ってしまったんですけれども
猫みたいに毛皮を着替えて、かえってきてほしいと願っているくらい大好きな子です。
だけどあんまり夢には出てきてくれないんですよね…。
ただ、昨年11月のある夜更け、私は金縛りに遭いました。
不意に意識が覚醒しかけた瞬間、身体の上になにかがボン!と飛び乗ってきたんですけれど
サイズ感も、重さも、全部リキなんです。
「なんだリキか」と一瞬本気で思ってしまったくらいに。
条件反射で撫でた先は、垂れた耳とふさふさの毛。間違いなくリキでした。
耳の下のいちばん柔らかい毛を無心で撫でるのが私は大好きで
その感触もしっかり覚えています。

はちゃめちゃに撫でているうちにまたいつの間にか眠ってしまい、なんだもうちょっと
遊びたかったなと思いながら母に「昨日リキが会いにきてくれたんだよ〜」と自慢していると
ふと目に飛び込んできたのはカレンダー。
その日は、リキの誕生日だったんです。
気づいてからはいろんな感情が押し寄せてきて、鼻水垂らすくらいガチ泣きでしたw
夢だと言われてしまえばそれまでですが、私はリキが会いにきてくれたと信じています。
いつかまた、遊べますように!

グリーフ番長N尾