〝優しさ〟で回る世界

先日、通勤するときの電車の中で素敵なことがありました。

私と同じ駅から電車に乗った方の中に

『お腹に赤ちゃんがいます』というキーホルダーをさげている方がいたのです。

通勤ラッシュですし、座れる席は一つも残っていなかったのですが、それに気づいた学生さんがサッと席を譲りました。

ここまでは そう珍しくない光景だと思います。

私が何より驚いたのは、席を譲るまでの速さが尋常ではなかったこと。

あれは もう細胞レベルで優しくないとできないというか、

妊婦さんだと気づいてから席を立つまでに1秒もありませんでした。

「どうぞ!」と笑顔を見せて つり革に捕まる彼女の後ろ姿を見ながら、

〝どうかこの子の未来に幸あれ!〟と願わずにはいられなかったです。

ほんの少しの優しさが誰かを支え、その誰かがまた他の誰かを支えて…

巡りめぐって自分の助けになっているなんてこともあるのかもしれない(゚-゚)

そんな壮大な妄想まで膨らませた朝でした。

後ろから凝視していたのか…という怖い話にもなってきましたが、

家族や友人に話すだけでは満足できず、この場を借りてお伝えしてしまいました。

年々涙もろくなっているSからの投稿。