仕事が終わったあと、家に帰る前にちょっとだけ立ち寄るコンビニがあります。
「今日はよく頑張ったな」と思った日の自分自身へのご褒美タイム。
私にとってのご褒美とはおにぎりでもスイーツでもなく、“辛いもの”と“愛しのアルコール飲料”。
真っ先に向かわせていただくのは、もちろんカップ麺コーナー。
その中で一際輝く激辛カップ麺──その日の気分で選ぶ最高の“夜の主食”。
棚の前で今日はどの子にしようか迷っていたとき、
ふと店内に流れてきたイントロの1音目。
「……!!これは、米津さん……!!!」
米津玄師さんの声がスピーカーから流れた瞬間、
なんとも言えないスイッチが入りました。
頭の中に「チェンソーマン レゼ篇」の映像がよみがえって、
疲れていたはずの心が一気にざわざわ、と。
「駄目駄目駄目 脳みその中から〜」のフレーズが響くころには、
私は蒙古タンメンを手に取りながら、
“今日はこれだな〜”と心の中で頷いていました。
あの曲は、ただの恋の歌というより、
どうしようもなく惹かれて、
痛いとわかっていても離れられない爆発的に強烈な感情が詰まってる。
レゼ篇のあの切なさが、
辛さの刺激と一緒に蘇りそう。
5回も同じ映画を観るために映画館へ足を運んだ私の瞼の裏では、
早速再上映のはじまりはじまり。
「また見に行かねば…」と思いつつ、次はお決まりのアルコール飲料へ手を伸ばしました。
レジに向かいながらも頭の中では曲がリピートしていて、
「頸動脈からアイラブユーが噴き出て」という歌詞を思い出しては、
“医療案件だよなー”と自分でツッコミ。
疲労と感情とカプサイシンで、情緒は完全にバグっていました。
恐ろしく機嫌がいい客として会計を済ませて外に出ると、
夜風が少し冷たくて、さっきまでの熱がやっと落ち着いた気がしつつ、
それでも、心の中にはまだ曲の余韻と、
カップ麺の辛さに似た小さな熱が残っていて。
日常の中に、突然流れてくる“神曲”ってずるいなぁ、と。
何でもない帰り道がちょっとだけ特別になって、
“今日も悪くなかったな”って思えませんか。米津さん is 偉大。
そんな曲に出会えた世界に感謝しつつ、何気ない日常の中にもちゃんと心を動かす瞬間ってあるんだなぁと感じた夜。
みなさんの“神曲”は、どんな場面で流れますか?🎧

以上、チョコザップでの消費カロリーを上回って摂取してばかりの
新卒クリエイティブのおかむーでした。
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キウイ日和
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