みなさん九龍城砦を知っていますか??
九龍城砦
まだ香港がイギリス領だった時代、中国からもイギリスからも見放され無法地帯となったアジア最大級のスラム街。
多い時で東京ドーム約1個分の敷地内に5万人程の人々が暮らしていました。
東洋の魔窟と称される様に法が及ばないこの土地ではありとあらゆる犯罪が横行し、
現在は香港が中国に返還される前の1993年に解体され跡地は公園となっております。
その存在のインパクトから未だにあらゆる創作物に与える影響は計り知れません。
昨年5月、香港でこの九龍城砦を舞台にしたアクション映画が公開されました。
原題 九龍城寨之圍城
邦題 トワイライトウォリアーズ 決戦!!九龍城塞
です。
日本での公開は今年1月だったのですが、これがまぁ……すごい。語彙力ゼロ。
あらすじとしては
1980年代の香港で、密入国した青年、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は黒社会から追われ九龍城砦に逃げ込む。
そこで出会った仲間たちと友情を育むが、激化する抗争の中で信念をかけた戦いに身を投じていく。
ザックリ過ぎるあらすじですが、要は、見て確かめろ!!
って事です。
アクションも然る事乍ら人間ドラマも濃密で一人一人の登場人物全員が濃く、
全員が主役でもおかしくない位のバックボーンを抱えた人物だらけ。
配役も香港の若手俳優から実力派俳優まで勢揃い。
劇中を代表する1番の見所はその美術セット。
監督自身幼少期に九龍城砦に住んでいたという過去があり、
当時の面影そのままに再現されたその緻密なセットも映画を盛り立てています。
「城砦の匂いを嗅げば誰もが逃げ出す」
という言葉も納得。
暑い夏場の1番臭いドブ川の匂い(住民談)がスクリーンから漂ってきそうです!!
スメハラ万歳!!!!
ついでにいうと再来年あたりまで香港の城砦公園(九龍城砦跡地)で実際のセットの展示イベントが開催中です。寨民は行くしかない。
当然アクション映画なのでアクションもスゴイ。
アクション監督が日本人の谷垣健治さん
(先日香港のアカデミー賞で最優秀アクション監督賞をもらっていました。アクションの本場、香港で日本人として快挙です!!)
日本の映画で言えば、るろうに剣心シリーズなどのアクション監督を務めています。
華麗なワイヤーアクションやストリートアクション等が得意な方で今回の映画の肝となっている
城砦内の入り組んだ地形を使ったアクションをこれでもか!!と見せてくれます。
もう最初から最後まで殴る、蹴る、落ちる、突き飛ばす、切りつける、吹っ飛ぶの応酬でハラハラしっぱなしです。
音楽でも日本人の川井憲次さん
(映画版の攻殻機動隊など押井守監督作品の音楽をされているオタクなら一度は名前を聞いたことがある超有名な方です)
がスタッフとして加わっていたりと何気に日本とゆかりの多い作品でもあります。
そして、忘れてならないのがこの映画に華を添える素晴らしい俳優陣です。
先にもお伝えしましたが香港の若手俳優から実力派俳優まで勢揃い。
アクション初の方からアクション俳優として師範の腕前を持つ方まで
これぞ香港アクション映画!!という最強布陣なのです。
香港映画界の重鎮ルイス・クー演じる龍捲風のいぶし銀の演技もさることながら
ジャッキー・チェンと並ぶ香港アクション映画界のレジェンド、サモ・ハン(サモ・ハン・キンポーの方がなじみ深いかもです)
御年72歳とは思えないアクションを見せてくれます。
若手の城砦四少役のレイモンド・ラム、テレンス・ラウ、トニー・ウー、ジャーマン・チョンの台頭も目が離せません。
敵役のチートキャラ フィリップ・ン演じる王九の狂った演技も最高です。
特に私の推し藍信一役のテレンス・ラウはOPのIさんから今産休中のOさんに似ていると言われて、
もう産休明けの人妻であるOさんを直視出来ないくらいには心をかき乱されております。
私の中でもグッと来るのは義親子な関係のルイス・クー演じる龍捲風と藍信一役のテレンス・ラウのシーンです
本当にこの世にこんなに美しい2人がいるのだろうかと何回見てもあふれる涙が止まらない。I miss you。
城砦内は暑い夏場の1番臭いドブ川の匂いのはずなのに2人の周りはきっと良い匂い。イケメングッドスメルが香ってくる。
信一は正に龍捲風が育てた白椿、もとい、見た目は大人(イケメン)中身は子供(ただの小学6年の男子児童)
将来の夢は龍兄貴とカラオケ屋を開くこと。これが龍兄貴流子育てメゾット。
好きすぎて何言ってるか分からなくなってきた。
マコセはどうやら四仔役のジャーマン・チョン推しが多いようです。わかる(わかる)
なんか書けば書くほど収集が付かなくなり本当にあふれる思いが止まらない……自分が何を書いているのかわからない。
この気持ちどうすればいいのか……見たくて震える……思い出して涙が止まらない。仕事中も思い出して泣いてしまう。
始めて見たあの日からもう頭のほとんどの部分をこの映画が占めていて
今の私の半分はトワイライト・ウォリアーズで出来ていると言っても過言ではありません。
まさに、私の心は戦場と化したのだ……
そして皆さん、嬉しいことに今年の10月3日、主人公の陳洛軍が劇中、龍捲風から借用書を渡された日になんと
DVD&ブルーレイ(4K対応版も)発売されます!わぁああ!!!
初回豪華版には各キャラクターのアクリルスタンド付き!!
寨民が喉から手が出る程、叉焼飯と一緒に撮影したいと熱望していたアクスタ特典が付きます!!!やったぁあ!!!
ありがとう!!クロックワークスさん!!全世界に感謝!!
そして7月には待望の原作小説の日本語訳版が発売!!
ありがとうハヤカワさん!!全宇宙に感謝!!
考察好きなオタクの心の隙間を埋めてくれるに違いない1冊と期待しております。
映画に関しても三部作と銘打っているので
過去編と今回の映画の後日談の製作も決定しており
ますます目が離せない。今後に期待しかない作品となっております。
さあ、みなさん。寨民となり一緒にこの狂った祭に参加しましょう。
こんな気持ちの悪い長い文章を最後まで読んで下さりありがとうございます。
ついでに限界オタクの狂ったファンアートです。
お目汚しを失礼いたします。

頭のイカれたサポートm
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タンスの肥やしは卒業です。
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