50年、節目の年

50年、節目の年

ここマコセのある鹿児島には、今年開業50年の

節目を迎えるスポットがふたつあります。

 

ひとつは空の玄関口、鹿児島空港。

霧島市溝辺に位置しています。

 

そしてもうひとつは、県民おなじみの

観光スポット平川動物公園。

名前の通り鹿児島市平川町にあります。

 

このふたつ、実は共通点がありまして

かつては鹿児島市鴨池に位置しておりました。

 

動物園と空港が割と近所にあったというのは

なかなかのインパクトだと思いますが

この頃から鴨池付近に住んでいる

うちの母にとってはごく自然な風景だったようです。

 

小中学校の朝礼中に飛行機が離着陸すれば

校長先生の話が中断するってのは当たり前だったとか。

 

そういえば、こんな話も聞きました。

高2のころ学校行事で普段より早めに登校する日があり

路面電車の停留所まで歩いていく必要があったそうです。

季節は冬で、あたりはまだ暗い時間。

停留所近くに動物園があり、道路越しに猛獣の鳴き声が

聞こえるのがちょっと怖かったのだとか。

そこで当時高3だった伯父に一緒に登校して欲しいと

頼んだそうです。

早朝にもかかわらず、伯父は母に付き添い

一緒に市電に乗ってくれたところまではよかったのですが

二人で並んで座ろうとした母に「離れて座れ」と

つっけんどんな態度をとってきたそうで…。

おそらく気恥ずかしかったのかもしれないね、と、

母が笑いながら教えてくれました。

そうして遠い昔に多感な時期を過ごしていた伯父は現在66歳。

今ならきっと、みずから家族のそばに座りたがります。

 

ちなみに二つの跡地の今の姿はというと…

動物園があった場所にはイオン鹿児島鴨池店、

空港があった場所には鴨池ニュータウンと

ニシムタ(鹿児島県民お馴染みのスーパー)があり

今なお地元民の暮らしを支える場として

親しまれています。

 

はてさて、50年先はどうなっているんだろうと思うと

想像もつきませんが、さしせまった50分後を無事に

乗り越えることがマコセスタッフのミッションです。

一件一件、着実に制作していけば未来がひらけていくと

信じて今日もいっちょ頑張っていきましょうかね!

 

OP・Iでした。