「どこしぇ」してみました

先日、積ん読していた本をやっと手にとりました。

樹木希林さんの「一生なりゆき」という本です。

彼女の訃報を聞き、なぜか結構ショックを受け、

「万引き家族」とか「悪人」とかすごかったよなあ〜なんて思いながら

手に取った本だったと記憶しています。

 

さて、この本には短いインタビュー記事がいくつもまとめられ、

彼女の死生観や夫婦観、子育て観などが語られています。

 

それはなんとも素朴・シンプルで、余計なものがそぎ落とされている感覚

とでも言うのでしょうか。

到底真似はできないけれど(だいぶロックな生き方なので)

でも、この先例えば人生に迷った時、頭ん中がぐちゃっとしたときに

「なるようになるかな」と思わせてくれる何かがあるなぁと

私は思いました。

 

生への執着とか、もう縁遠いけれども、男と女がどうとか。

ありのままを受け入れ、多くを求めすぎないことって

結局自分を楽にするのだと思います。

でもこれは今の年齢になった私がそう感じただけであって

刺激がない、ロックじゃない、面白くない、と感じる人もいるのでしょうけど。

 

珍しく本を読む私を真似て、2歳の娘が鬼●の刃を一冊持ってきて

横にちょこんと座りました。

「読書してるんだよ〜、どくしょ」

「どこしぇ!」

当たり前の日常を、なんでもかんでも、

とにかく「面白がって」みようと思った

3●歳の夏のはじまりでした。

 

OP:M