便りの無いのは良い便り

あれは忘れもしないバレンタインデーの翌日、2月15日の朝。
私用携帯に見慣れぬ番号が1件、着信履歴として残っていました。
家族や友人など親しい人は登録済みなので×。直近で●mazonから届くものはないから
宅配業者の可能性も×。だとすれば、これは一体誰… ?と考えるも心当たりは皆無。
しかし、妙に気になって折り返し電話をかけてみたところ、電話の主は他県に住む
友人のお母様だと判明しました。(着信履歴を無視しないで、本当に良かった…!)
友人とは長い付き合いだけれども親御さんにお会いしたことがなく、連絡をいただいた
こともなかったので何事かと思ったら、友人が緊急入院したそうで。
当人には内緒で電話をかけてきてくだったお母様に心から感謝しました。
その後 4月末にも一度ご連絡をいただいたものの、体調にムラがあり、退院にはまだ
時間がかかりそうだとのこと。
人生において『絶対』はなく、何が起こるか分からないことを、私は嫌と言うほど
知っています。もし仮に何かあったとしても、お母様と連絡を取り合えるのが救いで
あり、まだ何とか落ち着いて仕事ができています。

このコロナ禍で、入院したら実の親や家族ですら しばらく会えない状況だというのは
察しておりましたが、今回「PCR検査を受けて陰性反応でないと入院できない」という
前提があることを初めて知りました。病院側としては院内感染(クラスター)を
何としてでも防がなければならず、厳しい面会制限も致し方ない部分があります。

本人からの連絡を心待ちにしつつ、今現在 入院して病気や怪我と闘っている方や
帰りを待っているご家族が大勢いらっしゃることを肝に銘じて、粛々と仕事に励もうと
思う、今日この頃です。

OP・E